【シャンパン編】主なブドウの品種、製造工程、おすすめ銘柄まで徹底解説
シャンパンは世界最高峰のスパークリングワインといわれていますが、品質の良さに大きく関わっているのはブドウの品種です。
一般的なものより遥かに上質な種類が使われており、それらが生み出す芳醇な香りがワインとしての格を一気に押し上げています。
使用されているのは主に3種で、そのなかでもChardonnayは定番の一つです。
香りがさっぱりとした白ブドウであり、酸味が優雅な雰囲気を生み出しています。
柑橘系のテイストが強いので、少しクセがありますが人気は絶大です。
Pinot Noirもとてもファンが多い種類であり、アロマ系の香りがすることでも知られています。
黒ブドウなので味がはっきりしていることも大きな特徴です。
Pinot Meunierも黒ブドウですが、こちらは柔らかさがウリになっています。
熟成が早いので、年にかかわらず市場に出やすいこともポイントです。
瓶内で行われる2段階の発酵が製造工程の大事なアクセントです。
細かくて舌触りのよい泡は、このシャンパーニュならではの方法で生み出されています。
収穫後のブドウに対して最初に行うのは圧搾です。
これによって満たされたタンクでアルコールの発酵を実施していきます。
適切な温度と湿度の管理によって出来上がったらブレンドを行わなければなりません。
なぜなら味を適切に調整することで、シャンパン本来の上質なテイストが育まれるからです。
そのため、あらかじめストックしてあるワインを使ってアレンジしていきます。
そして、一定の基準を超えるクオリティに達したら瓶詰めをするステップです。
ただし、その前に酵母を入れることや糖分を足す必要があります。
それらを終えて万全の状態になってから瓶に詰めます。
そして酵母の働きによって二次発酵がスタートすると、炭酸ガスも生じることになるのです。
基本的に2年間はその状態を維持しなければなりません。
瓶をわずかに動かすことで澱を収集する作業も必要です。
それでようやくシャンパンが出来上がることになります。
ただし、その前に熟成の確認と同時に酵母の除去が不可欠です。
これによって分量が減るので新たにワインで補填します。
その分も発酵させることで完成となるのです。
シャンパンの銘柄は多岐にわたりますが、そのなかにはお酒を飲まない人でも知っているものも多くあります。
たとえば、「ドン・ペリニヨン」は高級なお酒の代表として挙げられることが多いです。
味の濃さが特徴であり、シャンパン好きなら一度は飲んでおくと良いでしょう。