【フランチャコルタ編】主なブドウの品種、製造工程、おすすめ銘柄まで徹底解説

フランチャコルタはシャンパーニュと並ぶイタリアのスパークリングワインです。

世界のセレブリティをたくさん虜にしていて、生産量はシャンパーニュの5%あります。

その9割はイタリアで消費されるので、知名度はそれほど高くありません。

繊細な味わいで和食との相性も抜群です。

フランチャコルタは風光明媚な場所で生産されており、避暑地として栄えた地が多いです。

小さな産地ですが、生産者は品質向上に努めています。

醸造方法はシャンパーニュと同じく、伝統的な手間のかかる瓶内二次発酵方式です。

一次発酵が完了した白ワインを瓶詰めして、糖分や酵母を加えて瓶内において再発酵します。

法定熟成期間について18ヶ月は二次発酵後の瓶内において熟成しなければなりません。

ロゼやサテンは24ヶ月で、収穫年入りになるミッレジマートは30ヶ月です。

リゼルヴァは60ヶ月あり、タイプによっては厳しく定められています。

厳しい規定をパスすることによって、高い品質を保持しながら奇跡と呼ばれるようなワインが出来上がります。

フランチャコルタの特徴として、豊かな土壌や温暖な気候によって育まれた、香り高さや豊潤などが魅力と言えるでしょう。

果実味に溢れた味わいになっており、いろいろな種類があります。

フランチャコルタはワイナリーの代表的な存在で、個性を最も楽しむことができるスタンダード・キュヴェです。

シャルドネやピノ・ネロなどと50%を上限にして、ピノ・ビアンコの使用が可能になります。

瓶内二次発酵や酵母の澱を入れたまま、熟成期間は最低18ヶ月になっておりボトルの内圧は5~6気圧です。

サテンはフランチャコルタだけが世界で許されたカテゴリで、白ブドウだけで造られるブラン・ド・ブランになります。

最低ガス圧を通常5気圧よりも低く規定することによって、クリーミーで滑らかな味わいを楽しむことが可能です。

ロゼはピノ・ネロ(ピノ・ノワール)で、最低25%ブレンドになります。

果皮の要素を抽出することによって、アロマやボディ、独特の活力がプラスされています。

ミレッジマートは作柄の良い年に収穫されたものを使っており、瓶内二次発酵から30ヶ月で澱引きからは最低6ヶ月です。

長期間の熟成から生まれるワインはその年の個性を味わえます。

リゼルヴァはミレッジマートでもポテンシャルに優れており、最低60ヶ月澱と接触しながら熟成されています。

特別で稀少なワインとして多くのファンがいる銘柄です。

フランチャコルタ

イタリアでは数多くの発泡性ワインが造られていますが、この国屈指のプレミアム・スパークリングワインであり、抜きん出て高い評価を受けているのがフランチャコルタです。軽やかなうまみと果実味、長続きする泡立ち、ぜひ味わってみてください。

www.franciacorta.net/